マガジンのカバー画像

県の仕事の向こう側

20
職員の仕事の裏側や思いについて書いた記事をまとめます。
運営しているクリエイター

#富山県

100年先に、記録のバトンをつなげる/富山県立図書館の〈本のソムリエ〉

”読書の秋”とも言われるくらい、静かな秋の夜長は読書をするのにぴったりの季節ですね。 読書を楽しむためにぜひ利用していただきたい施設が、富山市にある富山県立図書館(以下、「県立図書館」)です。「身近にある市町村立の図書館や学校の図書室は使ったことはあるけど、県立図書館はどこにあるのかわからない」という方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。 でも実は、県立図書館は県内トップクラスの100万冊以上の蔵書を誇るすごい施設なんです。県内にお住まいの方であれば、基本的には他

【”顔”が見える広報を】県職員YouTuberはじめました。

こんにちは。広報・ブランディング推進室です。 このたび広報課では、職員自らがYouTuberとなって、富山県の魅力や取組みを発信するYouTubeチャンネル「DIVE!とやま」を新たに開設しました。 今回は、「DIVE!とやま」の開設に至った経緯やチャンネルコンセプトなどを含め、改めてチャンネルの自己紹介をしたいと思います。 ぜひ最後までご覧ください! 「DIVE!(ダイブ)とやま」とは?まず初めに、今回新たに開設したチャンネル「DIVE!とやま」とは、 「県職員自

【富山県庁のバリュー、どう作る?】富山県職員行動指針 策定プロジェクト

本年2月、富山県庁は「富山県人材育成・確保基本方針」とあわせて、「富山県職員行動指針[W4T Well-being for Toyama]」(以下「行動指針」)を発表しました。 民間企業では、組織運営の手法の一つとしてミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を策定することがありますが、行動指針はこの「バリュー」に相当するものです。 富山県庁では行動指針を策定のうえ、今後一人ひとりの職員がこの指針に基づいて日々の考えや行動を積み重ね、ミッション・ビジョンの実現に向けた取組み

本物の研究員に、研究のコツ聞いてきました!【自由研究の参考に】

こんにちは。広報・ブランディング推進室の新田です。 7月から、県内の学校では夏休みが始まっています。夏休みといえば自由研究ですが、実際の研究員がどのように研究しているのか気になりませんか? 実は富山県には〇〇研究所と名の付く県の研究機関がいくつもあり、多くの県職員が働いています。今回はそんな研究所の中から、富山県農業研究所で働く研究員のお二人に、お話を聞いてきました。 実際の研究者がどんな研究をしているのか、研究に行き詰まったときにはどうするのか、これから自由研究に取り

まちなかの未来をつくる。/富山県庁周辺エリア活性化プロジェクト進行中

こんにちは。県有財産活用推進課の本間です。 富山県庁のすぐ近く、北東側に大きな敷地があります。ここにはかつてNHK富山放送会館がありました。令和4年のNHK富山放送局の放送会館移転に伴い、県とNHKとの間で土地交換手続き(※)が行われ、現在この旧NHK富山放送会館跡地(NHK跡地)は県が取得し、県有地となっています。 今回は、未来の街の活性化に向けた、このNHK跡地を含む県庁周辺エリアの有効活用に向けた県の取組みについて紹介します。 県有財産活用推進課について県有財産活

県外に進学・就職する若者を応援する「I'm Your Home.」第2弾、実施中!

こんにちは。 いつも富山県公式noteをご覧いただき、ありがとうございます。   徐々に春めき、桜の開花が待ち遠しい季節となりました。 出会いや別れ、旅立ちの春。期待や不安など、様々な感情が交差する季節ですね。新たな門出を前に、ドキドキしている方もいらっしゃるかもしれません。   富山県にも、進学や就職で県外へ旅立つ若者がいます。 県では、そんな若者を応援する「I’m Your Home.」プロジェクトを、昨年度から実施しています。 プロジェクトの企画背景全国の多くの自治体

富山の電気とおいしい水ができるまで!/企業局の仕事を「大調査」

こんにちは。広報・ブランディング推進室です。 いつも富山県公式noteをご覧いただき、ありがとうございます🌼   突然ですが! 皆さんは、富山県が公営企業を運営していることを知っていますか? 企業局という組織で、発電や水道用水・工業用水の供給を行っているんです。 企業局は、県の一般行政と同じく、“県民の福祉の増進”を目的とした組織ですが、税金ではなく、利用者が支払う料金によって運営されています。   今回は、企業局ではどんな仕事をしているのか、そして私たちが普段使っている電

富山県が誇る農業のエキスパート/富山県普及指導員調査研究・活動成果発表会開催レポート

こんにちは。広報・ブランディング推進室です。 いつも富山県公式noteをご覧いただき、ありがとうございます。 早速ですが、皆さんは県職員と聞いてどんな仕事を想像しますか?ひと口に富山県職員といっても、実は20種類以上の職種があり、様々な知識やスキルを持った県職員が働いているんです! 今回はそんな専門職の中から、農業の専門家として富山県の農業を支えている職員の取組みを紹介します。ぜひご覧ください。 農業のエキスパート、普及指導員。普及指導員とは、農家の皆さんの農業技術や経

SNSで大人気!?「用水だ!くん」が伝えたいこと。

富山県には、多くの県民が一度は見たことがある有名な看板があります。 農業用水路沿いに立てられており、子どものイラストに「用水だ!」の一言が印象的なこの看板は、農業用水路への転落事故を防ぐため、昭和60年頃に富山県が独自制作したものです。 デザインは当時の県職員数名が提案し、農業用水路を管理する土地改良区の協力のもと、リニューアルを経ながら農業用水路に設置されており、多くの県民に親しみ深いものとなっています。 そんな県民にお馴染みの看板を参考に製作した着ぐるみ「用水だ!く

大規模イベントの舞台裏/G7富山・金沢教育大臣会合を振り返る。

こんにちは。広報・ブランディング推進室です。 5月12日~15日にかけて、富山県と石川県の共催で、G7富山・金沢教育大臣会合が開催され、主要各国の教育部門のトップが本県に集まりました。 今回は、そんな各国の要人が集まるビッグイベントの実行部隊として、県庁内に立ち上げられた特別チーム「G7教育大臣会合推進班」の皆さんにインタビューを行い、会合開催までの背景や、どんな思いで業務に取り組んでいたのかについてお伺いしました。 インタビューをしていて、この大きなイベントを無事に成

「富山にはまだ気づかれていない面白さがある」職員写真家にインタビュー/庁内広報BEYONDより

富山県では、昨年度から「挑戦したい職員が、周囲の理解を得て、孤立することなく挑戦できる環境を作り、新しい一歩を踏み出す職員の後押しをする」をコンセプトとして、各プロジェクトや研修など様々な挑戦をしている職員を紹介する庁内広報「BEYOND(ビヨンド)」を運用しています。 今回は、先日更新されたBEYONDから、素敵な記事をリライトしてご紹介します。 趣味の写真撮影で数々の写真コンテストに入選し、その撮影技術を見込まれて業務内でも活躍している職員へのインタビュー記事です。ぜ

【一生、青春。】富山県教育委員会が本気で伝えたい教員の魅力。

こんにちは!広報・ブランディング推進室の新田です。 富山県は教育先進県とも呼ばれ、「14歳の挑戦」という中学生向けのインターンシッププログラムや、富山大学と連携し、教員が在職中に教職大学院で学びのスキルを高めることができるプログラムの実施など、県を挙げて教育を支える環境を整えています。 先日、そんな富山県で、県教育委員会が教員や教育現場の魅力をアピールするPR動画を公開しました。動画のコンセプトは「一生、青春。」という、かなりインパクトがあるものとなっており、教育委員会の

欲しい情報が、欲しい人に届く未来へ。~富山県公式LINEのリニューアルについて~

こんにちは!富山県広報・ブランディング推進室の福田です。 富山県では、成長に向けた戦略の中心に「県庁オープン化戦略」を掲げ、従来の広報・広聴機能をデジタル技術を使って拡張し、より透明性が高く、県民参加や官民連携がしやすい県庁を目指して取り組んでいます。 デジタル技術による「広報・広聴」機能の拡張にむけた新たな取組みとして、今年の3月に、令和元年度から開設していた県公式LINEをリニューアルし、機能や使いやすさを大幅に拡充しました。 今回は、県公式LINEのリニューアルの

若者の県外流出に悩む富山県で、県外に出る若者を応援するプロジェクトができた理由。

富山県では、今年の2月から「I'm Your Home.富山県」プロジェクトとして、進学や就職で県外に進出する若者や、挑戦する若者を応援するための企画を実施しています。 この記事では、プロジェクトの紹介と、若者の県外流出が課題となっている富山県で、県外に出る若者をある意味「送り出す」ような企画が立ち上がった背景をお話ししたいと思います。 プロジェクトの概要 今回のプロジェクトでは、進学や就職で県外に出る若者をはじめとして、挑戦する若者を県全体で応援する気持ちが伝わるよう