【海と山】神奈川県の高校生が、富山県のPR動画を作ってくれました!
こんにちは。広報・ブランディング推進室の新田です。
少し前、県公式YouTubeチャンネルに「海と山」という富山県のPR動画がアップされたのをご存じでしょうか?
瑞々しさとワクワク感を感じる素敵な動画なんですが、実はこの動画、神奈川県の高校生が制作してくれたものなんです。
一体どうして神奈川の高校生が富山のPR動画を制作してくれたんでしょうか…?
そこで今回は、動画を制作してくれた神奈川県横浜市にある関東学院六浦高等学校3年の横尾さん、佐藤さん、小栗さんに制作の経緯や制作を通して感じた富山の魅力などについて取材しました。ぜひご覧ください。
富山県PR動画「海と山」とは。
まずは簡単に動画のストーリーを紹介します。
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物語は学校のシーンからスタート。
主人公が教室でうとうとしていると、いつの間にか、主人公の意識は富山へ向かう電車の中に飛ばされてしまいます。
電車を降りた主人公は、岩瀬浜で地元民らしき若者に出会います。
突如現れた若者に案内され、主人公は様々な富山のスポットを訪れます。
最後に訪れる尖山。山頂を目指す二人ですが、突然の雷雨に遭い、やむなく下山することになります。
ずぶ濡れになり肩を落とす二人でしたが、富山市役所展望塔から富山を見下ろし、少しほっとした様子。再会を約束して物語は終了します。
魅力がないんじゃなくて、知られていない。
ーーどうして富山県のPR動画を制作することになったんですか?
僕たちの学校では、行き先やスケジュール、内容を生徒たちが自分たちで考える研修の仕組みがあるんです。今回の研修では「北陸の中でなんでも自由なことやっていいよ」と学校から言われていたので、友達同士で話し合って「富山県のPR動画を作ろう!」ということになりました。
正直言うと、それまでは富山県のことを全く知らなくて、何もイメージできないくらいだったんです。でも北陸の中でどこに行こうかなって色々と富山県のことを調べてみると、海と山の景色がとてもきれいなことがわかって。
富山県って本当に魅力的なところだなと感じて、これは魅力がないんじゃなくて、魅力が知られていないんだなと思いました。
ーー県のPR動画としてはあまり見ない、映画として作られているのが印象的でした。こうした動画を撮るのは初めてだったんですよね?
動画の編集はスマホでもいろいろできるのでやったことはありましたが、映画を撮るのは初めてでした。
最初は映画にするつもりはなくて、YouTubeみたいに紹介していこうと思っていたんですが、物語があったほうが入り込みやすいし、そこから富山の魅力が伝われば良いよね、ということで映画になりました。
映画って普段観ているから簡単に作れるのかなと思ったら意外と難しくって。どうやって作るんだろうってところから始めました。
ーー撮影をしていて、苦労したのはどんなところですか?
撮影できるスケジュールが3日間しかなかったので、予めこういうシーンを取ろうというのを決めて「映画って絵コンテを作るらしいぞ」っていうのも調べて、その絵コンテの通りに撮っていくのがすごく大変でした。一つ撮ったらすぐ次行くぞ、って感じで。
行ったことがない地域で下見する余裕もなかったので、撮影前から「計画にないことも色々撮っておこう」と決めていました。その場の感じで考えながら撮影することも多かったので、後で編集するのが本当に大変でしたね。
それでも、僕たちが見たことがない景色や新しいことがいっぱいあったので、非常に良い刺激をもらえて、苦労やアクシデントも含めて楽しいな、また富山に行きたいなと思える撮影になりました。
ーー撮影を通して富山のどんなところが印象に残りましたか?
横尾さん:
僕は海です。岩瀬浜に行ったとき、砂浜が白くてめっちゃきれいだなと思いました。神奈川の浜は黒っぽいんです。全然色が違いますね。
あと富岩運河環水公園が整備されていてきれいでした。気に入ったので動画でもめっちゃ使ってますね。
佐藤さん:
僕が1番印象に残った場所は宇奈月温泉です。トロッコが見える山彦橋という橋があるんですけど、その橋から見える景色にすごく感動して。
その先にあるトンネルも、上から電灯がぶら下がっていて光が弾ける感じが、アニメでしか見たことがないような斬新な光景でした。
小栗さん:
僕も山彦橋が印象に残りました。赤色の橋が本当に印象的で、緑の自然の中に1つ赤い橋があるっていう、色鮮やかな景色が記憶に残っていますね。
ーー地元(神奈川)との違いってどんなところに感じましたか?
富山駅に着いたときに、神奈川ではあまり見ない路面電車が整備されていたのが新鮮でした。昔と今が調和しているというか、昔からの文化を大事にしながら発展を続けている感じがします。
横浜って自然が少なくて、畑とかもほとんどないので、電車から見える畑や自然の景色がすごく新鮮で。ノスタルジックっていうか、映画の中みたいだなと思いました。
ーー県外の高校生から見て、富山県の高校生は富山のどんなところを自慢したら良いと思いますか?
横尾さん:
立山連峰を実物で見たらすごい大きくて。僕たちの住んでいるところの近くにはあんなに大きな山はないので、あの雄大な景色を毎日見続けられるっていうのはすごいと思います。
佐藤さん:
どこまでも広がる田園風景や森の中を駆け抜ける景色。それを毎日電車から眺められるのは本当に羨ましいです。そういった場所に住んでいるのはもっと自信を持って良いと思います。
小栗さん:
僕も自然が本当にきれいだと思います。神奈川県の海沿いに住んでいるんですけど、富山の海の向こうに立山が見える景色が素晴らしくて。こんなにきれいな”海と山”が見える場所はなかなかないと思います。
おわりに。
県外の高校生から見た富山県の話はなかなか聞ける機会がないので、とても興味深い話ばかりでした。関東学院六浦高等学校の皆さん、ありがとうございました。
ちなみに、インタビューした3人が富山の高校生にぜひお勧めしたい横浜のスポットは「ザ・タワー横浜北仲」の46階にある無料展望台とのこと。横浜に行く際はぜひチェックしてみてくださいね。