こんにちは！富山県広報・ブランディング推進室の福田です。

富山県では、成長に向けた戦略の中心に「県庁オープン化戦略」を掲げ、従来の広報・広聴機能をデジタル技術を使って拡張し、より透明性が高く、県民参加や官民連携がしやすい県庁を目指して取り組んでいます。

デジタル技術による「広報・広聴」機能の拡張にむけた新たな取組みとして、今年の3月に、令和元年度から開設していた県公式LINEをリニューアルし、機能や使いやすさを大幅に拡充しました。

今回は、県公式LINEのリニューアルのポイントや背景を紹介します。ぜひご覧ください。

リニューアルのポイント

3月のリニューアルのポイントは大きく分けると、
１ 利用者目線のメニュー構成
２ 利用者の属性に応じた情報配信
３ アンケート機能を活用した県民ニーズの把握
の３つです。

１　利用者目線のメニュー構成

今回のリニューアルでは、画面下部のメニュー構成を大きく変更し、年齢・性別・就業の状態など、利用者の方の属性に応じて知りたい情報にアクセスしやすくなりました。

これまでも、画面下部に県公式HPへのリンクなど６つのメニューを用意していましたが、６つだけでは多様なニーズに対応できないという課題がありました。

リニューアル後のメニューでは、県民の方へのアンケートや担当課へのヒアリングを行ったうえで、「医療」「防災」など、特にニーズが高い６つのメニューのほか、「妊娠・子育て」「結婚サポート」「就職サポート」など、利用者の方の属性に応じたニーズに対応できるよう、８つのメニューを追加しています。

このリニューアルにより、「子育てサービスについて知りたい」「就職支援情報を知りたい」といった、自分の知りたいことがはっきりしているときに、調べなくてもわかっていただけるようになっています。

２　利用者の属性に応じた情報配信

次に、予め利用者情報を登録することで、年代や性別など、属性に応じた情報が配信されるようになりました。

リニューアル前のLINEは、もしかすると、自分にはあまり関係がない情報も配信されていたかもしれません。

投稿する際にも、これまでは、担当課から「LINEで広報してください」と依頼されても、対象者が限定される情報だと、関係がない人にもたくさん届いてしまうため断らざるを得ず、申し訳ない気持ちになることがありました。

今回のリニューアルにより、各課が情報を届けたいターゲットを設定することで、届けたい方に届けたい情報を発信できるようになりました。

逆にいうと、情報を発信する側も、これまで以上に情報を届けたいターゲットをしっかりと想定することが重要です。

３　アンケート機能を活用した県民ニーズの把握

３つめのポイントとして、今回のリニューアルにより、新たにアンケート機能が追加されました。

これまでは、県民の皆さんのニーズを把握しようとしても、ツールが限定されており、実施のハードルが高いという課題がありました。

今回追加されたアンケート機能により、担当課が県民のニーズを把握するためのハードルを下げるとともに、先ほどの利用者の属性に応じた配信と合わせて活用することで、属性に応じた県民の皆さんのニーズを積極的に把握して、施策に反映していきたいと考えています。

県民の皆さんにも積極的にアンケートに回答いただけると嬉しいです。

最後に

今回のLINEのリニューアルによって、県民の方々に「困ったらとりあえずLINE登録しられ」と言ってもらえるようなアカウントになれば良いなと思っています。

まだ始まったばかりなので、トライ＆エラーを繰り返しながらになると思いますが、県民の皆さんにとってより良い情報発信をしていきたいと思います。

アカウントの存在をはじめて知ったという方も、まずは友達登録してみてください！よろしくお願いします！