富山県庁ってどんなところ?/採用1年目の職員に聞いてみた。
こんにちは。広報・ブランディング推進室です。
今年度も残すところあとわずか。昨年4月に入庁した新規採用職員の皆さんも、少しずつ業務に慣れてきたのではないでしょうか。
そこで今回は令和5年4月採用の職員2名をお招きし、県庁で働く前後でのイメージの変化や普段の仕事で心掛けていることについて聞いてきました。ぜひご覧ください。
──県職員として働いてみてどうですか?
中嶌:
職場の雰囲気も良いですし、もっとルーティンワークが多いのかなと思っていましたが、意外と毎日色々な変化があります。他の係の学生向けイベントをサポートするのも楽しいですね。
少し前に初めてイベントの司会も経験しました。やる前はかなり苦手意識がありましたが、やってみたら結構手応えがあったんです。上司からも「良かったよ」と声をかけていただき、やって良かったなと思いました。
轡田:
年が近い先輩だけじゃなく、上司も親身になって話を聞いていただけるので相談しながら仕事を進められています。限られた予算を少しでも有効活用できるよう何を優先的すべきなのか考える必要があり、やりがいを感じています。
──業務に取り組むうえでどんな工夫をしていますか?
中嶌:
県民の皆さんに出す通知や国の調査への回答など、公的な文書として誤りがあってはいけないので、何度も確認するようにしています。
早めに報告することで防げるミスもあると思うので、こまめに情報を共有するように心がけています。いくら自分に業務が割り振られているといっても、やはりチームで仕事をしているので情報共有を大切にしています。
あとは少し前に上司からアドバイスをいただいて、自分の業務の進捗状況をカレンダーに記録するようにしています。来年度同じ業務をするときに、今年の作業を振り返ってスケジュールの調整ができるようになればいいなと思います。
轡田:
県民会館などの文化施設を担当しているので、行政側の視点だけでなく、出演される方や観覧される方など施設を利用される利用者側の視点も意識しながら仕事に取り組むようにしています。
いわゆる報連相も意識していますね。自分ではこれで十分だと思っていても、先輩や上司からの指摘で自分では気がつかなかった新たな視点に気づかされることも多いです。
職場の中だけでなく文化施設を管理運営している外部の関係者とも調整しながら業務を進める必要があるので、密に連絡を取るよう特に意識していますね。
──県庁で働く前とあとでイメージの違いはありますか?
轡田:
働き始める前は、県庁ってもっと”お堅い”組織なのかなと思っていたんですが、実際に働いてみると自分のような新人の意見もきちんと聞いてもらえて、思っていたよりも風通しが良い職場だと感じました。
意思決定のスピードも速くて、どんどん仕事が進んでいる感覚があります。一般的には行政は仕事が遅いと言われがちなので、そこはかなり印象と違いましたね。
中嶌:
採用一年目ということもあり補助的な業務ばかりなのかなと思っていましたが、しっかり業務を任せてもらっているので、やりがいや責任感を持って働けています。デスクワークが中心だと思っていたので、外に出る業務が多いことも意外でした。
これは業務によるのかもしれませんが、県民の方と関わる機会も思っていた以上に多いですね。様々なご意見をいただく中で上手くお答えできないこともありますが、学びになることも多いです。
──これから少しずつ余裕も出てくると思います。仕事以外の時間をどんな風に使っていきたいですか?
中嶌:
旅行に行きたいです。大学時代はコロナ禍で全然旅行に行けなかったので。全国各地気になりますが、まずは九州に行ってみたいです。福岡、長崎、佐賀、熊本…全部ですね(笑)
轡田:
実は社会人になってから弓道を始めたんです。元々両親がやっていたんですが、自分もこれまでできなかったことにチャレンジしてみたいなと思って。初心者なので先生に教えてもらいながらですが、初めて矢が的に当たった時は楽しかったです。
あとは乗馬も気になっているんですよ。馬って可愛いなと思って(笑)。もう少し仕事に慣れて余裕が出てきたら、ぜひチャレンジしてみたいですね。
いわゆるZ世代の若いお二人ですが、2人とも業務に責任感を持ってしっかり取り組もうとしている様子がインタビューを通して伝わってきました。
日頃から職場でのコミュニケーションを大事にしている様子が印象的で、お話を聞きながら、私も学ぶことが多かったです。
文:新田
写真:弥生