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伝統と新しさが交わる台湾で出会った、おすすめ観光スポットをご紹介【後編】

こんにちは!
富山県公式noteをご覧いただきありがとうございます。

本シリーズでは、航空政策課と台湾観光庁・台湾観光協会が連携して開催した、メディア向け台湾ファムツアーで訪れた観光スポットを前編・後編の2回に分けてご紹介しています。

前回の記事では、台北の人気スポットを中心にご紹介しました。後編となる今回の記事では、大都会台北を抜け出し、台北から少し足を延ばした先でローカルな風情が味わえる注目の観光スポットをご紹介します!
ぜひ最後までご覧ください。




ザ・定番。初めての台湾旅なら「九份・十份」(チウフェン・シーフェン)

📍九份:新北市瑞芳区、十份:新北市平渓区

今や台湾旅行の定番スポットとして定着した、九份と十份。
提灯の明かりが幻想的な九份と天燈(ランタン)あげで有名な十份は、比較的距離が近いため、合わせて観光する人も少なくないそう。
九份はとくにライトアップされた夜景が美しいので、日中は十份、夕方くらいから九份へ移動するのもおすすめです。

台北市内から車で約50分にある山あいの街「十份」。古くから天燈を飛ばす風習が伝わり、近年は多くの観光客が体験に訪れています。

商店街「十份老街(シーフェンラオジェ)」には、多くの天燈屋が軒を連ねており、そこで購入した天燈は願い事を書いて空に飛ばすことができます。天燈は赤やオレンジ、緑や青など、様々な色があり、それぞれ幸運や成功、健康など色によって願いの種類が異なるので、自分の願い事に合わせて天燈を選びましょう。
たくさんの天燈が空を舞う光景は必見です!

ちなみに、飛ばした後の天燈の残骸は拾って届けると換金できるため、地元の方々が積極的に回収し、周辺環境を維持しているそうです。

そして言わずと知れた人気の観光地「九份」は、提灯の明かりが幻想的なノスタルジックな街で、昼と夜でがらりと印象が違った景色を楽しめます。
かつて金鉱で栄えたこの町は、戦後に金山が閉山され、当時の古い街並みがそのまま残されているそうです。

フォトスポットも満載の九份ですが、一番の人気スポットといえば、映画「千と千尋の神隠し」の舞台に似ていることで有名な「阿妹茶楼(アーメイチャーロウ)」でしょうか。

細い階段の途中にあり、多くの人が写真撮影をしていました。

休日はとくに観光客で混雑しますが、飲食店やお土産屋さんなどが多く建ち並んでおり、散策するのがとても楽しいエリアでした。


世界の秘境は基隆にあり。「和平島地質公園」

📍和平島地質公園:基隆市中正区
✍️入場料有り(詳細は、HPにて最新の情報をご確認ください。)
https://www.hpigeopark.org/hours-admission

続いてご紹介するのは、基隆エリアです。
台湾の最北端に位置する基隆は、海に面し周囲を山に囲まれた自然豊かな港街。首都台北からのアクセスも便利な、人気の観光地です。
その基隆市にある和平島は、基隆港の東北側に突き出した島で、和平島地質公園では約2千万年前の地殻変動によって形成された珍しい地質を観察することができます。

不思議な造形をした奇岩や海蝕洞窟など、変化に富んだ海岸線の風景は非常に見応えがありました。
園内には、琉球漁民慰霊碑が建てられており、実は日本とも縁のある地なんです。そんな和平島の歴史について知るのも、興味深くて面白いですよ。

キノコ状石。
ほかにもアザラシやスフィンクスの形をした岩もあります。随所随所に解説パネルがあるので、照らし合わせながら見てみるとどれもそれっぽく見えて面白いです。

そして、珍しい地質景観も必見ですが、見どころとしてとくにおすすめしたいのが、広くて美しい海の景色です。整備された遊歩道からは、間近に海を眺めることができるので、開放感たっぷりの海の景色と心地よい風、打ち寄せる波の音に耳を傾けながら、ゆっくりとお散歩を楽しむことができ、リフレッシュ効果抜群です。
この日は午前中に訪れましたが、夕日が沈む景色も素敵だとか…♡

不思議な奇岩と海の藍色、大地の緑のコントラストがとても絵になります。

園内には、海水を引き込んで作られた天然プールがあり、隣には砂場も併設されています。天然プールには熱帯魚が泳いでいるので、親子で海の生き物を観察するのも楽しそう。
近くには、セレクトショップや海水浴客向けのシャワースペースなどが入った観光客サービスセンターがありました。内装がスタイリッシュな建物で、和平島公園のおしゃれなロゴが施されたここにしかないお土産も販売していましたよ♪

ショップでは、SDGsに配慮したグッズが多く販売されるなど、人々が自然に親しみ、環境への関心を深められるよう、公園の運営にも工夫が凝らされていました。
海藻ドリンクのカップに和平島のロゴが。

時折足を止めて景色をゆっくり眺めながら園内をぐるっと1周するのに、およそ1時間ほどかかりました。広い園内には見どころがたくさん詰まっていて、とても満足感がありました!


カラフルな漁港でフォトジェニックな一枚を「正濱漁港」(ズェンピンユーガン)

📍正濱漁港:基隆市中正区

基隆市に訪れた際には、カラフルな建物が目を引く、この正濱漁港にもぜひ足を運んでみてください。
パステルカラーで色とりどりにペイントされた建物が建ち並ぶ正濱漁港は、近年「映え」スポットとして人気を集める小さな港です。穏やかな入り江には船も停泊し、まるでヨーロッパの港街を思わせる光景が広がっています。

正濱漁港は日本統治時代に開港し、かつては台湾の主要な漁港として栄えました。時代の変遷とともに徐々に衰退していくなか、町おこしの一環として建物群を色鮮やかにペイントしたことで、SNS映えスポットとして人気を集めるようになったそうです。
建物の中にはカフェや飲食店などが併設されています。

カラフルな建物を撮影する際は、対岸のフォトスポット(撮影デッキ)から撮るのがおすすめです。綺麗な全景ショットを撮影することができます。


サイクリスト必見!「湖海湾サイクリングロード(外木山濱海風景区)」

📍湖海湾サイクリングロード:基隆市中山区

外木山濱海風景区には、基隆市でもっとも距離が長い天然海岸である外木山海岸があります。
広々とした海岸の反対側には山がそびえ立ち、美しい海岸線の景色が続くエリアです。この海岸沿いに2016年に整備されたのが、海岸沿いを約20キロにわたって続くサイクリングロードです。海を眺めながら走れるロケーションが好評で、年間約50万人が利用しているそうです。

遠くには海上に浮かぶ離島や海を行きかう船などが見え、海風に吹かれながらのんびりと景色を楽しむことができます。
時々立ち止まって、きれいな景色を記念に撮影すると良さようですね。
サイクリング人気が高い台湾では、多くのサイクリングコースが整備されていて、なんと自転車で台湾一周もできるそう!

ちなみにコースのスタート地点には猫カフェがありました。

猫カフェの前でえさやりをさせてもらいました。


おわりに

帰路で食べた機内食。蓋を開けた瞬間”現地”の香りが。

いかがでしたか。
ここでは紹介しきれなかった、見どころ満載の観光スポットがまだまだたくさんあるので、ぜひみなさんも台湾に訪れてみてください。

富山空港では、富山と台北を結ぶ臨時便が2024年1月31日~3月30日にかけて運航しています。県では富山空港利用者にパスポート取得費用の半額を助成しているので、あわせてのご利用をご検討ください!

また、台湾観光庁では訪台個人旅行客を対象に5,000台湾ドル(約2万円)を抽選でプレゼントするキャンペーンを実施しています。台湾旅行をお得に楽しめるチャンスですので、興味のある方はぜひチェックしてみてください♪

最後までご覧いただきありがとうございました。


↓↓ 県公式YouTubeでもメディア向け台湾ファムツアーの様子を公開中!↓↓

文:広報・ブランディング推進室 弥生


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