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【寿司とサウナ】岐阜県職員、富山県庁で働く。

こんにちは、広報・ブランディング推進室です。

富山県と岐阜県は、東海北陸自動車道が全線開通した7月5日を「富山・岐阜交流の日」と定め、共に日本の中央部に位置する県としてお互いに連携・協力しています。

先週は岐阜県庁に派遣中の富山県職員の仕事ぶりや暮らしの様子について紹介しました。

今回は反対に、富山県庁に派遣中の岐阜県職員について紹介します。ぜひご覧ください。


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高橋さん
令和5年度に岐阜県庁から富山県庁に派遣。岐阜県庁では高山土木事務所で豪雨災害への対応や医療整備課での新型コロナウイルス感染症への対応等に従事した。富山県庁では観光戦略課に配属。仕事が早く終わった日は環水公園で一人飲みを楽しむ。

新たな経験を求めて、富山県庁へ。

ーー富山県庁ではどんな業務をしていますか?
観光戦略課で主に広域観光を担当しています。関西圏や中京圏から観光に来ていただく方を増やすために、JR大阪駅や京都駅でイベントを実施したり、旅行会社と連携して富山へのアクセスや観光地の情報を発信したりしています。

今年の3月に北陸新幹線が福井県の敦賀駅まで延伸し、関西圏や中京圏からも富山に来やすくなったと思うので、そうしたメリットも発信しながら、富山に来ていただく方を増やしていきたいですね。

イベントでのPRの様子。

ーー岐阜県庁では元々どんな業務をしていたんですか?
岐阜県庁に入庁して最初の所属は、飛騨にある高山土木事務所です。2年目に豪雨災害(令和2年7月豪雨)が発生して、その災害対応に従事しました。

下呂地域等では道路が寸断されて陸の孤島になるような非常に大きな災害で、私は被害状況を本部に報告するために現地で対応にあたっていました。事務所にずっと泊りがけで、土砂崩れがあれば深夜でも現場に確認に行っていました。

命の危険と隣り合わせの恐怖も感じましたが「こうして現場が動いているから本部が動けるんだな」という気付きがありました。現場から仕事を始められたのはとても良かったと思います。

そのあとは新型コロナが始まり、本庁で新型コロナ対策に従事していました。危機管理への対応が続き、次は少しそこから離れた仕事をしてみたいなと思っていたところに富山県庁への派遣の話があったんです。

イベントや観光の仕事に興味もありましたし、富山県庁に派遣経験のある先輩から「富山県での仕事は大きな財産になったと思うし、ぜひ行ったほうがいい。」と聞いていたことが富山に行こうと決めた理由の一つです。

それと「富山県はご飯が美味しいから、公私ともに楽しく過ごせるよ。」と聞いていたことも、決定の後押しになりましたね。

新鮮な体験となった、富山での業務の違い。

ーー富山県では岐阜県にいた頃と全く違う業務をされています。苦労はありませんでしたか?
富山県庁に来て初めて、財政当局への予算要求を経験しました。予算を確保するためには事業の効果や必要性を財政当局に説明する必要がありますが、観光の場合、イベントや事業の成果がどう観光客の増加に結び付くのか説明が難しい場合もあり、説得力のある説明に苦労しました。

ほかにも財務システムや文書管理の規程など細かな違いがあり、最初は少し戸惑いました。ただそこはだんだんと慣れてくるものなので、そこまで苦労していません。

富山県庁に来て感じたのは「デジタル化がとても進んでいるな」ということです。支払手続きがすべてシステム上で完結したり、システムで検索すれば過去の文書が見られたり、紙を減らそうという意識が高いなと感じました。

Teamsを使ったチャットも積極的に活用していて、観光地の人出の状況や現地の写真などの情報もどんどん共有しています。これは観光の部署ならではかもしれませんが、新鮮な体験でした。

視察も兼ねて、職場の同僚と観光地に遊びに行くこともあるそう。

サウナが楽しい、富山の暮らし。

ーー富山県で1年間暮らしてみて、印象はいかがですか?
岐阜県は海なし県なので、富山県で内川や岩瀬に遊びに行くと、海と一体となって生活が営まれている感じがして素敵だなと思います。

富山に来るまでは日本海というと雪が降っていて少し寂しいイメージがあったんですが、実際に氷見や高岡の雨晴海岸に行ってみると、ものすごい綺麗だなと感じました。海からパノラマで立山連峰が見えたときには「これはここにしかない景色だ」と思いましたね。

あと富山の方が方言で「~やちゃ」と話されているのを聞いたときは「なんて可愛らしい言葉遣いをするんだろう」と思いました(笑)。地域によってももちろん違いますが、方言は少し飛騨に近いところがあるかもしれません。

ーー富山に来てから、サウナによく行くようになったとか。
そうですね。休日はよくサウナに入り浸っています。最近は魚津市にあるSAUNA CNOC(サウナクノック)に行きました。県庁内にサウナ好きが何人かいるので、「サウナ部」って呼んで一緒にサウナに行ったりもしています。

全国的にも有名なスパ・アルプスにもよく行きます。スパ・アルプスには飲食エリアがあって、私はそこで必ずお刺身を頼むんです。いわゆる「サ飯(サウナ飯)」なんですが、物凄く豪華なお刺身です。先ほどのサウナ部のメンバーと、サウナ後にそのまま飲み会を開くこともあります。

サウナクノックではカレーを食べる。

富山ファンが増えていく喜び。

ーー富山暮らしをエンジョイされていて嬉しいです!ほかにライフスタイルに変化はありましたか?
富山県庁はすぐ近くに居酒屋があるので、仕事の帰りにふらっと飲んで帰るようになりました。岐阜県庁は駅から車で15分くらいのところにあるので、飲み会のときは車で駅前まで移動していたんです。お酒を飲むのが好きなので、気軽に飲みに行けるのはすごく嬉しいですね。

あと飲み会つながりだと、富山の方から飲み会のしめ「寿司食べに行くぞ」って誘われたときは「さすが”寿司といえば、富山”だな」と感じました。富山特有の文化なのかなと思い、私も友人が富山に来た時には〆にお寿司を食べに行くようにしています(笑)。

ーー富山の魅力を積極的に伝えていますね。
岐阜県の友人が富山に遊びに来て富山を案内すると、富山ファンになってくれることも多いんです。私の親友も、それまで一回も富山に来たことがなかったんですが、何度か富山を案内するうちにすっかり富山を気に入って、婚約のプロポーズも富山でしていました。

自分がきっかけになって身近な人が富山のファンになって、プロポーズをする場所にまで富山を選んでくれたことが最高に嬉しかったですね。

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おわりに

今回は岐阜県庁から富山県庁に派遣されている職員に、富山県庁での仕事や暮らしについて話していただきました。

飲み会の〆のお寿司やサウナなど、富山出身の私よりも富山での暮らしを楽しまれているなと感じました。これからも富山の魅力をどんどん岐阜県に伝えていただきたいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

文:新田

【記事に登場したサウナ】

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